bpはこのたび、経済産業省から小売電気事業者としての認可を受け、日本の電力市場に参入しました。新事業はbpエナジー・ジャパン(BPEJ)として運営されます。
bpのアジア太平洋地域電力取引担当バイスプレジデントのルーク・ピーコックは、次のように述べています。「bpが日本の魅力的な電力市場に参加することになり、大変うれしく思います。bpが持つグローバルな専門知識や技術を活かし、電力分野で日本のお客様にソリューションを提供できることを楽しみにしています。今回の電力事業への進出は、60年以上にわたり液化天然ガス、石油、精製品、潤滑油のサプライヤーとして信頼を得てきたbpの日本における長い歴史をさらに発展させるものです」
bpは、レジリエントな炭化水素、利便性とモビリティ、低炭素エネルギーを3本柱とした戦略を掲げ、総合エネルギー企業への転換に注力しています。今回の日本の電力市場への参入は、再生可能エネルギーと電力を含む5つの成長エンジンへの投資拡大計画の一環です。
BPEJはbpのトレーディング&シッピング部門の一部であり、世界中の顧客のエネルギーニーズに応えるため、bpが活用する広範なプラットフォームを提供することに加え、低炭素経済への移行を支援しています。
bpの電力トレーディング及びオリジネーションチームは、グローバルな専門知識・技術と各市場に対する深い見識を組み合わせ、成長を続けるbpのポートフォリオ全体の需給バランスを管理しています。 これには、電力購入契約(PPA)の形式による電力の引き取りや、顧客の個々のニーズに合ったクリーンなエネルギー・ソリューションの提供を可能にするためのリスクの最適化と管理も含まれます。
bpの日本での事業展開は1960年に始まりました。現在では石油およびLNGの取引とカストロールの潤滑油事業を日本で展開しており、これらの事業の継続的な成長を目指しています。本年2月、bp および中部電力は、日本およびアジア地域の脱炭素化に向けた協力協定を締結しました。2022年には丸紅と、洋上風力発電を含むその他の脱炭素化プロジェクトに関する戦略的パートナーシップの締結に合意。2021年には日本郵船と、脱炭素化が困難な海運セクターを支援するため、将来の燃料および輸送ソリューションについて協働することに合意しています。